スーパーマルエツの生肉製造の不正⑤

スーパーマルエツ

 前回に引き続き、今回はパワハラと日付改ざんに関する注意喚起情報です。

 スーパーマルエツの生肉製造工場では店舗での陳列までに、前日製造により1日半が経過することをお伝えしました。この「1日半」という数値がどのような意味を持つか、ここに示しておきます。

 加工肉の消費期限については、一般社団法人食肉技術研究所が公開しています(可食期間資料「食肉及び半製品の期限表示ガイド」)。

 これによると、たとえばひき肉は「牛肉豚肉は管理温度4℃では加工日から3日」「鶏肉は2日」となっています。これは原料肉が冷凍であっても冷蔵であっても同じです。そうすると加工から1日半というのは、店舗に陳列した段階ですでに2日目であるので、余裕がありません。

 しかもこれは「肉の温度4℃」が常に維持された状態を前提にしているため、夏のように高温状態での持ち帰り等を考えると、かなり厳しい時間制限となります。保存温度が0℃であれば2日間の延長が可能ですが、スーパーマルエツの生肉製造工場ではそのようになっていません。

 そして原料肉納品段階ですでに解凍状態にあり、しかもその事実が管理されていないものが存在するとなると、そのような原料肉を使用した加工肉は、消費期限を遵守できる状態にあるとは思えません。さらに日付の改ざんが加わるわけですから、スーパーマルエツは夏に頻繫にセールを実施し、前日製造を頻繫に繰り返していたので、問題が多いと言えるでしょう。

 次にパワハラに関して、スーパーマルエツ製造工場は派遣労働者に対し口裏合わせを指示しています。これは現場責任者だけでなく課長などの管理職にまで及んでいます。その後も部長や所長、社長もこれに加わっているため、今後も証拠隠滅を繰り返すでしょう。

 前回記事(スーパーマルエツの生肉製造工場での不正④)の通り、当ブログを見たスーパーマルエツは被害労働者に対して「再調査」伝えてきましたが、従前の行動からは調査というのは隠蔽活動で占められていたので、今後もこのブログ内容に関する事項を隠蔽するものと思われます。

 しかし証拠の隠滅などは犯罪でありますから、従業員がこれに従うことはいたずらに犯罪に加担する者が増える結果となるので、控える必要があります。

 スーパーマルエツは調査資料の開示を拒否しており、派遣元企業もこれに加担しているため、信用することは難しいのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました